「地方ジャス文化の発展」、「ジャスの素晴らしさの紹介」、「ジャズファン交流の場」として様々な人たちの集うお店になればとの思いで、1974年1月 ジャズ喫茶 バックステージ を開店致しました。レコード1000枚からスタート致しました。
当時は大音量のいい音でレコードを聴かせる店が主流であり、バックステージにおいてもお客様により居心地のよい空間をご提供できるよう、オーディオにも力をいれ、JBLのプロシステムを導入致しました。 当時のジャズ喫茶といえば、店内は暗く、原則として私語は禁止、レコードのリクエストを受けて、静かにジャズを聴くというスタイルが主流でございました。
その後、ジャズの多面的変化や、ジャズ喫茶そのもののあり方の変化、社会情勢の変化などのもと、一般の方にも気軽にジャズを楽しんで頂けるようにように創意工夫を重ねてまいりました。 同時に、従来どおり、夜はジャズの道場としてジャズを愛するミュージシャンが集まり、毎晩違うバンドが自分達の音楽を追及して熱く演奏を致しております。 演奏の場を求めて、遠方から通うミュージシャンも少なくなく、月に平均5〜6回のライブを行なっております。
2002年4月には、「カフェ」、「フード」の充実を図り、より一層お客様にとっての居心地の良さを追求すべく、リニューアルオープンを行いました。 昼間はレコードでジャズを流し、夜はミュージシャン達の音楽追及の場としてのポリシーは変えず、今までのコーヒー主体のジャズ喫茶から「ジャスカフェ」へと、昼はランチ、デザート、夜はワイン、カクテルに加え、イタリアン料理までそろえるように致しました。 飲んで、食べて、ジャズ演奏を聴きながら、さらに皆様にとって居心地のよい空間を追求して参りたいと考えております。 今後とも、更なるジャズの発展、並びにバックステージの応援を宜しくお願いいたします。
バックステージ 平子勝昭